ついに取締役営業部長に
自己紹介もくじ
直接担当してやったわけではありませんが、次の柱を作るべくいろんな新規事業を立ち上げ、立場上、少しずつ携わりました。
ロッテリアのFC、コインランドリー、カラオケ、弁当店、焼肉バイキング、ホテル、パチンコ、パン屋、コンビニ、うどん店、居酒屋・・・・・・・・・
ほとんど失敗しましたが成功して今も事業として成立しているのは、ホテル、パチンコ、焼肉バイキングです。
本体とは切り離しています。
「1つの業態が大当たりして大きくなった飲食企業は、次の柱の業態を作るのは難しい」という、飲食業界のセオリーがありますが、ホントその通りです。
そしてついに営業部長になります。
皿洗いのアルバイトからスタートして10年ちょっと。
確かまだ30歳くらいだったと思います。
営業部長というのは、当時約100店舗あったお店を束ねるトップです。
それから上場を経験し、取締役になります。
取締役営業部長。
32歳~33歳の頃。
決算発表(記者発表)は私がやっていました。
飲食業界では(他の業界もそうかも知れませんが)、営業のトップである営業部長になると、
①そのまま社長を目指す
②独立して会社を興す
③他社にスカウトされる
④コンサルタントになる
という、大きく4つのパターンに分かれます。
実際に私の前の歴代営業部長は(といっても2人ですが)、④の道を選びました。
この頃に私も、コンサルタントを意識するようになります。
32歳~33歳の若造なのに、取締役営業部長という“名前だけで”ビールメーカーや食品メーカーの名だたる大企業の役員クラスの幹部が、私に会いにわざわざ大分まで来ます。
そりゃ天狗になりますよね。
はい、イヤな勘違いヤローになります。
ただ、ある時にふと気づいたんです。
上場企業の取締役営業部長といっても、
・会社経営の知識があるわけじゃない
・財務会計どころか簿記のボの字も知らない
・もちろん英語もしゃべれない
・パソコンすら触れない
あるのは、ずば抜けた(笑)現場作業能力のみ……
(一体オレは、この肩書きのバックがなくなったらどうなるんだろう?)と。
何となく「このままじゃマズイ」と、得体の知れぬ怖さみたいなものを感じるようになりました。
それともう1つ。
営業のトップゆえの苦悩です。
続く・・・